パート2のブログアップ後、一度家に戻ったのだがそれまで痛くなかった腹痛が激痛に変わった。
寝ることも出来ずやむを得ずそのまま近くの病院に入院。点滴と痛み止めのおかげでその日の夜はぐっすり休むことができた。
翌日ベットの中から会社の人に手伝ってもらいながら保険の適用と交渉をしていたら今の病院は設備不十分と言うことでスラバヤの病院に移ることになった。
新しく移った病院で更に採血、レントゲン写真を撮り一通り落ち着いて嫁さんと団らんしていたら新しい担当医が来ていきなり「明日の朝7時に手術です。ヨロピク」と言われビックリ。
結石が尿道に詰まりそのため片側の腎臓が肥大しているので早く処置しないといけない状況だ。とのこと。
心の準備どころの話じゃない。(笑)
次の朝4時半にナースに起こされ「5時になったらあなたの大事なジャングルを伐採に来ますね。ウフフ。」と喜び去るナースを唖然と見守っているとうちの嫁曰く「娘を帝王切開で出産するとき私もそうされたわ。お父さんも同じようにジャングルを伐採されたあと腰に麻酔薬射たれるのよ。ウフフ。」と実はナースよりも嫁さんのほうが怖かったのである。
さて時は流れ産まれて初めて入った手術室は氷河期のように寒かった。所謂あれが無菌室と言うものなのか。
感慨にふけっているといきなりあの担当医が来て「今から腰にチュウシャしまーす。」と言ってダンゴムシのように背中を丸めているとなかなか射たない。
「チョット、チョット待ってネー。」と声は聴こえるのだが...。「ブスリ」気を緩めた瞬間やられた。この担当医はいきなりが大好きなのだ。多分。
麻酔薬によって下半身が自分のものではなくなると手術開始だ。感じ的に言うと皮膚を引っ張られる感触はあるのだが麻酔薬が浸透しきる頃に意識が朦朧としてくるのでほとんどボーと寝ていた状態だ。
意識朦朧としていたが担当医が「よし。見つけたぞ。みんなこれが結石だ。これを破壊する。撃て撃て撃て。」ということだけ覚えている。
手術用ベットから普通のベットに移された時に気がついて「あれー?もう終わったの。」という感じだった。
外で待っていた嫁さんの顔を見て一安心した。嫁に聞くと手術時間は約1時間だったらしい。手術は成功だ。
手術と言っても腹を切る方ではなく尿道から管を通し専用の器具で結石だけを破壊撤去するだけなのでまだ良かった。諸天の加護を頂いた。
今は病室で安静中だがずっと寝たきりなので腰が痛い。が、それは贅沢な悩みと思うので言うまい。
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